テレビ局はなぜ言論の自由に反対するのか – 時代遅れの規制で自縄自縛になる民放連

確かに、筆者の主張する新規参入に対する規制を取っ払うことは必要であろう。

だが、仮にそうしてしまうとどうなるかを考えると、今のケータイゲームの情勢やそのケータイゲームを提供するDeNAが過去に何をしたか、そして今の地方局や衛星放送における宣伝に関する情勢を垣間見ると、決して放送局側の言い分も理解できないことはないわけである。

テレビ局はなぜ言論の自由に反対するのか 時代遅れの規制で自縄自縛になる民放連 | JBpress(日本ビジネスプレス)

今でもびわ湖放送やKBS京都のような広域圏の県域局(独立局)や衛星放送を視聴していれば分かるが、どことも「この局はショップチャンネルか?」と思うくらいに通販番組で大半が占められている。つまり通販は相当ボロい商売ということであろう。

そう考えると、参入障壁が下がった際に真っ先に参入してくるのはショップチャンネルのような通販業者ばかりであり、娯楽や情報/報道番組は確実に有料放送へ移行していくのではないだろうか。そして、それによって困るのは何回も言っている話であるが、低所得者やITリテラシの低い人々である。

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ある意味、今の放送事業者に強い特権が認められている理由というのも「格差是正」という大義名分があるからではないのだろうか。筆者が言及しているAbemaTVを視聴するためにはパソコンや携帯電話、スレート型端末といった端末や回線が必要であるが、それの導入や維持にどれだけの費用負担がかかるか、またITリテラシの低い人が端末を操作するのは容易かといった視点から考えると、いずれにせよ難しいものであろう。

一方でテレビであれば日雇い労働者が生活をする「ドヤ」の個室やインターネットカフェにも設置されている可能性は高く、場合によっては家電量販店へ行けば視聴することもできる、どちらもほぼ無料で視聴でき、操作法も携帯電話すらろくに使いこなせないような頭の悪い私が容易にチャンネルや音量の操作ができるほどであり、ITリテラシの低い人でも十分操作できる。

そう考えると、ある意味でテレビは娯楽や情報に関する格差を埋めているといえるわけであるが、そこを無視するべきではないと思われる。まあ、池田氏のような所得に余裕のあるような人やITリテラシの高い人にとってはそういった人々に対する想像が向かないのかもしれないが。

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