公衆無線LAN、フェムトセル……それらも忘れるべきではない

こんな人はMVNOに向いていない! 4つのタイプ – ITmedia Mobile

デメリットを無視した上で闇雲にMVNOを推す記事ではない以上、悪くは無いと思われるが、一部抜けてる点があるので。

まず、MVNOで公衆無線LANのサービスを提供していない場合があることはきちんと明記するべきであろう。特に、外出先で大容量のデータを頻繁に送受信する場合はこれがあるのと無いのとではやはり変わってくる可能性は極めて高い。

これに関連して、自宅ではInternetを利用せず、外出先を中心に利用する人もまたMVNOのサービスが向いているとは言いがたい。現にMNOから30GBのデータプランが8,000円程度で提供されており、この場合は自宅に固定回線を引く、もしくはWiMAXなどの制限の緩い無線アクセスサービスに契約して使用する場合と比較して30GBという限られた量を使用する場合ははるかに安いと言えるし、前述の公衆無線LANと組み合わせて仕事帰りに駅構内の喫茶店でコーヒーを飲みながら大容量のデータを取得するみたいなことも可能である。

次に、現状MNOはフェムトセルやレピーターをMVNO契約者に貸し出しているという例をUQNTTドコモ以外で聞いたことが無い。特に自宅の電波状況がどのキャリアも良くない場合はやはりフェムトセルに頼る必要性が出てくる可能性が高いため、これもきちんと明記しておくべきであろう。最近では高層建築物の上層階において携帯電話の利用状況の悪化という話も良く聞く、これに関連して、MVNO契約者である場合はMNOが提供しているエリア改善の実地調査みたいなサービスを受けられない可能性も高い。

そのように、MVNOが安価となる条件としては使いたいMVNOキャリアに回線を貸し出しているMNOの電波状況が問題なく使える状態であり、すでに自宅に固定Internet回線が敷設されており、主として自宅で通信を利用する場合に限られてくるわけであるが、現状前述のような外出先でInternetを携帯電話で利用する人や地方で人気の無い山奥の集落の外れに住んでいるような人、ビルの高層階に住んでいて電波状況からフェムトセルを用いているような人に対してもそのデメリットを隠した上で「MVNOは安い、使っていない奴は情弱」みたいな記事が非常に多い。メディア各社や携帯電話キャリア各社もそういう偏った主張に対してもきちんと事実を提示した上で反論していくべきなのではないのか。

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