古いマシンでYouTubeのハイビジョン動画をコマ落ちなしで再生する 〜 H.264の強制化

最近、YouTubeに投稿されている動画を再生していてコマ落ちや途切れることが多くなったと感じる人も多いのではないだろうか。

YouTube再生

このように、Dropped Framesの値が増えている。

特に古いマシンを使っていたらなおさらそう感じる人が多いと思われるが、Core 2 Duo 2.5GHz程度のマシンであれば最新型と比較するとさすがに目劣りするものの、まだまだ性能面で使えないことはないため、つい最近までMac mini(Early 2009)を使い続けていた私のように人によっては使い続けているなんてこともあるかもしれない。

だが、YouTube側の伝送量削減を目的とした仕様変更に伴い、より高圧縮な形式であるVP9が用いられるようになってからはブラウザが対応している場合、それを優先的に用いるようになってしまった。

このVP9のデコードには従来から用いられていたAVC以上にCPUの性能を要求し、デコーダーを搭載しているビデオカードもつい最近出始めたことから古いマシンでは必然的にCPUでのデコードに頼ることとなるため、CPUの性能が不足し、なおかつハードウェアデコーダも搭載していない古いマシンではコマ落ちするということである。

そこで、比較的デコードにかかるCPU負荷が低く、かつある程度古いビデオカードでもデコードに対応していることの多いH.264に切り替えて使ってみる。

まずはVP9に対応していないブラウザに切り替えて使ってみる。対応していないブラウザでYouTubeの動画を読み込むと自動的にAVCの動画を読み込むようになる。

YouTube HTML5 動画プレーヤー

上記Webページにアクセスし、「MSE & WebM VP9」の項目に

YouTube 対応形式

このように赤いビックリマークが表示されている場合は対応していない可能性が高いため、そのブラウザで読み込むと前述の通りAVCの動画が読み込まれる。

ちなみに、私が確認した範囲ではSafari 10.1.1 (11603.2.5)とFirefox 54.0(Macintosh版)では対応していないようであり、それらで動画を読み込むときちんとAVC形式のものが読み込まれた。もちろんデコード支援機能も働いているようでほとんどコマ落ちなく再生できた。

だが、普段からGoogle Chromeを使用しており、わざわざYouTubeのためだけに別のブラウザを起動するのはめんどくさいという声もあるかもしれない。そこでGoogle Chromeでも強制的にAVC形式で読み込ませる機能拡張プラグインが存在する。

h264ify – Chrome ウェブストア

このh264ifyをインストールし、

h264ifyメニューアイコン

ツールバー横にあるこのアイコンをクリックするとメニューが開き、「オプション」をクリックすると設定メニューが開く。

Enable h264ify

表示されたメニュー内の「Enable h264ify」にチェックを入れ、Google Chromeを終了し、再起動して前述の対応形式の確認ページへアクセスすると。

h264ify 有効化

このようにVP9が無効化されていると表示され。

Chrome AVC読み込み

実際に読み込んでみるとMime Typeのcodecが”avc〜”となっており、このようにAVCの動画が読み込まれている。ちなみにはじめに掲載した画像にもあるように、VP9の動画を読み込むとこの欄は”vp9″となる。

ちなみに、私の環境では不具合が発生するためビデオカードによる描画支援機能やデコード支援機能は無効にされているようで、残念ながらビデオカードのデコード支援機能を用いてYouTubeの動画を再生することはできなかったが、それが利用できる環境下にある場合はCPU負荷も相当下がり、おそらく劇的に変わることであろう。

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