競争の促進、それが求めていた結果ではないのか

鈴の音情報局blog 携帯端末を安くする為に総務省が動いているのを批判している人、先ずは回線代か端末代かの何を安くする為なのかの情報の整理から始めるべきかと思います

いや、総務省もそれ相応に頑張ったとは思うよ。ただ、キャリアも総務省も現状携帯電話業界に対して悪影響を与えるようなことしかしていない、いうならば「総務省の施策は失敗した」というのもまた現実であろう。

唯一値下げ余地のある1社を除いて、2社が品質やサービス面でほぼ同一のものを提供している今日の携帯電話業界、しかも「端末と回線契約の分離プランを導入せよ」という総務省の要求に対して割賦払い制度を導入し、余計に端末の買い替え周期が長期化された以上、新サービスや端末での差別化というのも今やできる状況ではなくなっている。

つまり、「サービス競争」ができなくなり、インフラ面での競争というのも前述の2社とも不可能となったこのような状況でキャリア間の競争を加速化させるようなことをすると他社キャリアから顧客を奪い取るために特典という施策を持ち出してくるのはどう考えても目に見えているのは明らかであろう。

もちろんインフラ面での競争を不可能にした原因は我々消費者にもある。やれ「xxで使えない、使えるようにしろ」だの、「品質が悪い」だの、「通信速度が遅い」だのと携帯電話キャリアに言うてきて改善を求めてきたのは我々消費者である。そこで前述の値下げ余地のある1社も消費者の要求からそこに乗っかかってきたというのはいうまでも無い。

その結果、各社とも通信品質は普通に使う分にはオーバースペックすぎるものが確保されたのは良いが、前述の2社に関しては実質的に横並びとなってしまった。かといって、あらゆる方面に対する品質競争からキャリアが現状降りる気配というのはなく、そこから降りた上でかつてのWILLCOMやイーモバイル、ツーカーのように何かに特化するという気配も無い。しかも、その3社も今や他社に買収されていたりする。

つまり、周り巡って「消費者の要求」というのもまた今の携帯電話業界の問題を引き起こしたのでは無いかと私は考えている。

他にも、過去にiモードだの、iアプリだの、第三世代だの、動画だの、着うただの、FeliCaだのと新機能が搭載された端末を格安で購入し、それを受け入れていたのもまた消費者ではないのか。

電池が劣化して駆動時間が短くなった時や壊れた時でも電池を買い換えたり、修理に出さずに格安で新しいものに買い替えるという選択をしたのもまた消費者ではないのか。

その結果、今の携帯電話業界というのが出来上がったということを我々は今一度考える必要があるのではないか。

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