PHSの新規契約、来年3月末で終了

PHSという技術自体の陳腐化で現代の携帯電話と比較して目劣りするようになってきた以上、仕方ないといえるかもしれない。

PHSの新規契約 来年3月末で終了 ピッチの歴史に幕 | NHKニュース

Y!mobile、PHSの新規契約・機種変更を2018年3月で終了 – ケータイ Watch

なお、テレメータ用の料金プランは今後も契約を受け付けるとのことであるが、これも携帯電話各社が発表している閉域網通信契約に移行していくことは目に見えているため、いずれは契約の受付は中止されていく可能性が高いかもしれない。

私も10年ほど前にWILLCOMを利用していたが、エリア自体はかつてPHSが普及した頃に言われていたほど使えないものではなく、品質もさほど悪いものではなかった(当時のソフトバンクよりも品質も良く、エリアも広いといわれていたほど)。

だが、平成19年にイーモバイルがHSDPAを用いた通信定額サービスをほぼ同等からそれよりも安価な価格で開始し、それから携帯電話キャリア2社がそれに追従し定額制料金プランを発表。後に携帯電話キャリア各社が段階式定額制、後に準定額制料金プランへ移行し、テザリングを公式に認めたことで定額で通信できるという優位性が失われ、しかも当時最大256Kbps(408Kbps)であったPHSのデータ通信と比較してエリアは狭いながらもはるかに高速な3Mbpsで参入してきたイーモバイルのサービスと比較して圧倒的に目劣りするものであった。

そこで起死回生策として音声通話の定額制や品質を持ち出してくるにしても、ソフトバンクの同キャリア間限定時間制限付の準通話定額プラン「ホワイトプラン」発表をきっかけに各社が定額制通話プランを発表、そしてLTE網の拡大で携帯電話各社がVoLTEのサービスを開始することで「高音質」、「定額制」という優位性も失われた以上はPHSの公衆サービスからの撤退はある意味仕方ないといえるかもしれない。

だが、2.4GHz帯が無線LANやBluetooth、電子レンジなどの免許が不要な無線局や高周波利用装置によって相当混雑している状況である以上、専用に帯域が割り当てられている「構内PHS」や「DECT」という存在が今も残され、利用価値が極めて高い以上は完全に停波した上で他に転用出来る状況ではなく、今後も構内PHSはその特性上使われ続ける可能性も無いとは言えない以上、PHSそのものの終焉はまだまだ先の話になるかもしれない。

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