Windows XP向けにセキュリティパッチ公開

若干周回遅れな話になるわけであるが。

Microsoft、異例のWindows XP向けパッチ配布。全世界で猛威を振るうランサムウェア対策用 – PC Watch

すでに同社がサポートを打ち切ったOS、Windows XPに対して、さすがに影響が大きいと判断したからか特例でパッチが配布されたとのこと。

ちなみに、同じような事例はMac OS Xにもあり。

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RosettaによるPowerPCバイナリの動作やIA-32のサポートなど、様々な事情を抱えており、サポートを打ち切ったものの当時まだまだ利用者の多かったMac OS X 10.6に対してAppleがパッチを配信したことは記憶に新しいことであろう。

もちろんWindows XPにもその「様々な事情」が存在し、現在もある一定規模の台数が存在すると見込まれており、今後状況次第ではMac OS X 10.6のようにある一定の範囲で特例でサポートが続く可能性というのも無いとは言えないかもしれない。

その「様々な事情」の一つとして「動作範囲の広さ」が挙げられる。Windows XPはWindows 98からアップグレードしたような300MHz台のCPUを搭載したマシンからつい最近ではマルチコアの3GHz近いクロック周波数のCPUを搭載したマシンでも動作実績があり、ビデオカードの性能もWindows Vista以降のように要求されないため、Windows Vista発表以前に販売されていたマシンのオンボードのビデオ機能でも十分動作する。

さすがに300MHz台のCPUを搭載したマシンが現存し、かつ現役で使われている可能性は極めて低いものの、3GHz程度のマルチコアCPUを搭載したマシンであれば今でも普通に使われていることは容易に予測でき、特にWindows XP登場から1~2年程度経った辺りに発売されたマシンは今でも丁寧に扱われており、かつきちんと保守されていればまだまだ現役かつ快調に動作していることが多く、すでに業務で使用していて特に問題が発生していない場合はそのまま継続利用されていることであろう。

今後の新規採用に関しては別として、前述の通りWindows XP搭載機がまだまだ動作する状況で残っている以上、同社もWindows XPのサポート終了を見直す可能性は決して無いとは言えないのではないだろうか。現に、Windows XPの組み込み機器向けエディションに関しては今もサポートが続いており、それをある程度改修すれば通常のWindows XPにも適応出来ないことはないと思われる。

2 Comments

  1. WindowsXPはビル・ゲイツが関わった最後のOSであり、最高傑作ですからねえ。
    動作範囲の広いというのも、頷けますデス。

    • 今でもテキストベースのWebサイトを主として閲覧する場合はPentium 4 2GHz程度のCPUを搭載したマシンにWindows XPを入れれば十分対応できるわけですが、まあそれやられてしまうと後継品が売れないという事情も出てくるわけですし、過去には逆にパッチに巨大な穴が開いていたりと一から新規設計するほうがセキュリティ的にも最善でかつ手っ取り早いという事情もあるわけですし。

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